皆さんこんにちは。

今回のブログでは、当社下取り車輌である「E46なんちゃってALPINA仕様」のABSユニット交換について書いていきたいと思います。

ABSユニットが故障するとメーターパネル内の「ASC」と「ABS」の警告灯が点灯します。

ABSユニットが故障したとしても通常のブレー操作に支障はありませんが、文字通りABSを制御しているのがABSユニットなので、これが故障すればいざという時にABSが正常に機能しないという事になります。

「ASC警告灯」と「ABS警告灯」が同時に点灯しっぱなしになるようなら、安全走行の上で早めにBMWサービス工場で見てもらうようにしましょう。

このABSユニットはマスターシリンダー脇や奥に取り付けられていますが、前期・後期で取付け位置が異なるほか年式やエンジン型式によって運転席とは関係なく右側にあるケースもあるそうです。

今回交換した前期モデルはマスターシリンダー奥に取り付けられているため、交換作業が大変な部品の1つとなります。

ABSユニットはASC+TとDSCとで異なり、下の図は今回交換した前期モデルのASC+T用のABSユニットで、ABSユニットには図のようにブレーキラインが繋がっています。

前期モデルのASC+T用のABSユニットはこんな感じで思いっきり隠れてますので、交換の際に邪魔になる周辺部品は全て取り外します。

周辺部品を外しても入り口はご覧の様に片手がやっとな感じの狭さです。

取り外したASC+T用のABSユニットには固定用のブラケットが付いて、このブラケットは新しいABSユニットに移設して使います。

ABSユニットを所定の位置取り付けたらブレーキラインを元通りに取付け、交換のために取り外した部品を組み上げ交換作業は完了となります。

作業はこれで終わりという訳では無く、このあとブレーキのエア抜きや専用テスターによるコーディング作業まで行ないます。 (※ユニットを交換しているため、ポン付けでは終われないんですね。 )

最後に試運転を行ないABSユニット交換の作業は終了となります。

ABS故障によるユニット交換費用は他の修理と比べても高額な部類となります。

ABSユニットが何故壊れるか?についてですが、このABSユニット故障の原因はブレーフルードの劣化が多いので、ABSユニットの故障リスクを下げるには定期的なブレーキフルードの交換が効果的と言えるでしょう。

エンジンオイルほどの頻度は必要ありませんが、気になる方は転ばぬ先の杖と考え2年に1回の車検時に交換しておくといいですよ!!

 

私達は、長く快適なBMWライフを満喫いただくため、トレーニングを受けたメカニックがメンテナンスさせて頂きます。

他店でBMWをご購入された方でも「Tsutae’s Check Up」でBMWの診断をさせて頂きます。

 

つたえファクトリーでは、法定12ヵ月点検以上にBMW専用の点検項目を設けた「Tsutae’s Check Up」をご提供しております。この点検内容は、「即交換」「早期交換」「予備交換」と3段階に分けた診断書をお渡しし、今後のメンテナンス計画についてコスト面も踏まえながらメンテナンスさせて頂きます。

 

私達はBMWを身近に感じているパートナーとして、様々なご要望にお応えして参ります。

 

それでは皆さん、また次回のブログでお会いしましょう!!